配信速度が『1通2分固定』になってしまい、大変困っています。
現象と問題:
CentOS7.9では普通に使えていたものが、AlmaLinux9.3に変更して、配信スピードが1通2分固定になってしまった。
※ミルキーステップのメール配信設定はデフォルト(100通一斉送信したら1秒 待つ)のままです。
環境:
OS:AlmaLinux9.3
mysql Ver 15.1
PHP 8.3.9
Apache/2.4.57 (AlmaLinux)
使用しているミルキーステップver:ms_v1_87
最初のinstall.cgiの設定で、必要なモジュールがすべて入っていることを確認して、次のページに進むと、以下のように、最初に「Recipient names must be specified」と記載がある。
(CentOS7のときにあったかどうかは不明)
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Recipient names must be specified
sendmailのオープンに成功しました。
データベースの接続に成功しました。
設定ファイルを更新しました。
バックアップ用ディレクトリを作成しました。
一時ファイル用ディレクトリを作成しました。
オプションスクリプト用ディレクトリを作成しました。
アップロード用ディレクトリを作成しました。
その他必要なディレクトリを作成しました。
データベースに初期テーブルを作成しました。
システム情報を設定しました。
管理者情報を設定しました。
MilkyStepのインストールが完了しました。
再インストールを行う場合は、生成されたファイル「def_config.cgi」を削除してから再度「install.cgi」へアクセスしてください。
ログイン画面へ
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そのままログイン画面へ をクリックして、必要事項を記入すると、以前ならすぐにミルキーステップのコンパネの移動したが、1分ほどかかってやっと移動するもっさり感。
その後、共通設定を編集し 変更する を押したら、また読み込みに1分ほどかかる。
その後、適当なメルマガを作り、テストメールアドレスを2つ入れて配信するも、以下のように1通2分固定となってしまっている。
配信テストメール:到達部数/配信部数 到達率 所要時間 配信フィルタ
2/2 — % 00:04:00 な し
ミルキーステップのverを最新のVer2.27にしても、動作は同じでした。
PS:
実は、上記現象は、以前にも経験したことがあり、CentOS6から7へ変更した時か、7.5から7.6に変更した時です。SEさんに頼んだ経緯で、解決ログを残っていません。
平素はMilkyStepをご利用いただきありがとうございます。
いただいたご質問の内容について、コントロールパネルが重い現象についてはお客様が運用されているサーバーの設定やリソースの不足に起因する問題と推測されるため、Webサーバーのログや各種コマンドでのリソース確認などで負荷のかかっているプロセスの停止などを行いご対応ください。
ここでは配信間隔が1通2分固定になる現象についてご回答いたします。
使用しているミルキーステップが「1.87」とのことですので、2.15より追加された自動IPウォームアップ機能(β版)については原因から除外いたします。
もし2.15以降のバージョンでご確認された場合は、デフォルトで有効になっている「自動IPウォームアップ機能(β版)」の動作によって手動送信制限を上書きして送信制限が設定されている可能性がございますのでご確認下さい。
コントロールパネルで表示されている「所要時間」とは、MilkyStepのプログラムが配信処理を開始した時刻から、MTAにsendmailコマンドで最後のメールデータを投入し、正常応答が返却された時刻の差分でございます。
そのため、現状の情報で考えられる原因は、
1. sendmailコマンドの応答が一回につき2分程度かかっている
2. crontabで設定されたaction.cgiの起動間隔が4分に1回に設定されている
の2通りです。
1について、sendmail実行時にPostfixからお客様のサーバーのFQDNが取得できないために実行がスリープされ、結果としてMilkyStepがsendmailコマンドの実行完了の検知をするまでに2分程度遅延している可能性がございます。
この場合、「/etc/hosts」ファイルでローカルホストに自身のFQDN(送信に使用しているドメイン名)を設定することで解決する可能性がございます。
別サイトになってしまいますが、下記ページなどをご参照いただき、設定を見直すことを推奨いたします。
https://pisuke-code.com/how-to-fix-slow-sendmail/
また、上記によるローカルホストの名前解決の改善で、Webサーバーの遅延等も改善する可能性がございます。
ただし、本件に関しましてはMilkyStepではなくサーバー自体の設定になるため、免責上詳細な案内についてはお客様自身でお調べいただきます点、サーバー設定の変更によって生じた損害等に弊社で一切の責任を負いかねます点、あらかじめご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
2について、MilkyStepインストール時、CRONの設定でaction.cgi(予約配信などの定期処理を行うプログラム)の起動間隔を4分に1回に設定していた場合、お問い合わせの結果になる可能性がございます。
1通目の配信時に不測のエラーやタイムアウトなどによって配信プロセスが停止した場合、次回以降の定期処理にて配信が自動再開されます。
これが4分間隔で行われているために、「1通目送信処理→(プロセス停止)→1通目の処理から4分後に2通目送信」という流れで実行され、結果として1通の送信に2分かかっていると誤認された可能性がございます。
この場合、配信履歴の配信ログにて、「不測のエラーによるコンティニューデータを取得しました」などのメッセージが保存されておりますので、ご確認ください。
なお、詳細については「1【初期設定編】.pdf > 第6章 CRONの設定」をご確認ください。
また、お客様ご自身での問題の解決が困難な場合、サーバーの管理や設定を弊社で行う、ワイメールの導入をご検討ください。
<ワイメール>
https://www.y-ml.com/
<ワイメールとMilkyStepの違いは何ですか?>
https://www.y-ml.com/help/others/144-diff-milkystep.html
今後もMilkyStepをよろしくお願い申し上げます。